突き抜けるような青空
富士山も本当にキレイだった
らしい。
その日は
空を見上げることが出来なかったから
わたしは見ていない。
でも、友はそう教えてくれた。
そんな日に
父は逝った。
土曜日の昼間
家族親戚に囲まれ。
子どもの声に包まれ。
眠るように、穏やかに。
最期の5日間は、家で過ごし
20年以上ぶり？
父、母、姉2人とわたし、
家族5人で過ごした。
昔のように
柱時計の音が響いてる。
たくさんの人に慕われていた父。
多くの方がお別れを言いに来てくれ
いろんな話を聞き
様々な父の姿を
知ることが出来た。
母は父の人生を
天晴れ
と表現した。
その通りだと思うし、
そんな父が、わたしの自慢でもある。
葬儀が終わり落ち着いた後
6歳の息子が
ボソッとわたしに
「じぃじのように死にたい」
と言って
向こうに走って行ってしまった。
どんな風に感じたのだろう？
と思ったけれど、
それを友人に話したら
死に方は、生き方
だから
お父様のように生きたいってことなんじゃないかな？
と言ってくれた。
それであれば
わたしはすごく嬉しいし
そう感じた息子を誇らしく思う。
周りにいる人としっかり向き合うこと
出逢いを大事にすること
これは
父から教えてもらったこと。
他にももっともっとある。
山ほどある。
それは父からのギフトだ。
背負って、進んでいくよ。
またね！
みんなを見守ってね！
いつも、大好きだよ！
